MotoGP2022 日本グランプリ観戦 モビリティリゾートもてぎで3日間のファミリー車中泊

2022年9月
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こんにちは、シンコです。

9月の3連休にモビリティリゾートもてぎで開催された、MotoGP2022 第16戦日本GPの観戦に行ってきました。開催期間中に台風直撃が予測される中、駐車場で2泊3日の車中泊をしながらファミリーでフル観戦してきました。

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観戦前夜 MotoGPにはまり現地観戦することを決意

そもそもなぜ今回MotoGPを観戦することにしたかというと、きっかけは今年の6月に開催された第9戦カタルーニャGPでした。

一応私はバイクの中型免許を持っているものの、それまではバイクレースに全く興味がなく、テレビでもほとんど観戦する機会がありませんでした。
パパはバイクレースが大好きなので、これまでも一人で見ていたようなのですが、今年はパパが応援しているアプリリアというチームがとっても強くて上位に食い込んでいるということで、例年よりもかなり応援に熱が入っていました。

珍しく熱心にテレビ観戦に誘われたので、ちょうどやっていたカタルーニャGPを一緒に見ていたら、応援しているアプリリアチームが大きなミスをしてしまい…
その後の展開が気になってそれ以降のレースも見続けていたら、気づいたら私もファンになっていました。

夫婦で盛り上がっているところ、9月の日本GPのチケットがもうすぐ販売開始になるということで、「現地観戦行っちゃう?」ということでポチッとしてしまいました。

私も子供も初めてのモーターレース観戦ということで、わくわくしながら当日を迎えました。

観戦1日目

準備を済ませていざもてぎへ

祝日となる金曜日、レース初日は午後からゆっくり観戦しようといことで、朝のんびり目に出発しました。お昼前に茂木町に到着し、レース会場から一番近いスーパーマーケット 「かもしん もぴあ店」に昼食の買い出しに向かいました。

どこかのレースチームのスタッフの人が大量に水のペットボトルの買い出しに来ていて、なぜかワクワクしてしまいました。

コメリが併設していたので、応援用プラカードの材料も探しに行きました。
(当初は大きい段ボールで作ろうと思っていたのですが、雨予報だったので、急遽しっかりしたものが必要になりました)

良い感じの白色PPプレートがあったので購入。カラーペンは家から持ってきているので、車中泊中に作成する作戦です。

いよいよレース会場へ。
前売り券でS3駐車場の指定券を買っておいたので、南ゲートから入りました。まだ初日ということもあり、場内はそれほど混んでいなかったです。

S3駐車場もまだ空きがありました。
駐車場の入り口に警備員の人が立っていて、1台ずつ駐車場予約券の確認をしていました。

Moto3クラスのフリープラクティスが既に始まっていて、バイクの走る音が響き渡っていました。

広大なモビリティリゾートもてぎ まずは正面エントランスから

モビリティリゾートもてぎには以前に一度遊びに来ていますが、レース観戦にくるのは初めてなので、まずはレース会場の全体像を把握してから動き出すことにしました。
広すぎてびっくりする…。

S3駐車場は地図上で言うと左下のホンダコレクションホールのすぐ近くに位置します。
まずはそこから正面エントランスに向かってみることにしました。

正面エントランスに向かう途中にパークエリアがあり、子供も大人も楽しめるアトラクションがたくさんありました。観戦チケットを持っていれば、3日間のレース開催期間はアトラクションに乗り放題です。
ここは会場の散策が終わってからまた来ることにしました。

こちらが正面エントランス。
MotoGPクラスのライダーたちがずらりとお出迎え。

正面エントランス前は芝生広場になっていて、前夜祭などのイベントが行われるスペースになります。選手たちの等身大パネルが並んでいて、フォトスポットになっていました。

応援チームのフラッグをもって、選手のパネルの前で記念撮影。

レースを見る前にブースでお買い物

いよいよチケットを見せて正面エントランスから入ります。CHECKハンコを押してもらいました。
これは毎日最初に入る時に押してもらうので、3日間通うと3つ押してもらうことになります。

まずは各メーカーのブースエリアに行きました。

さっそくアプリリアのブースへ。こちらにも選手のパネルがあったので記念撮影をぱちり。

アプリリアのブースはわりと小ぶりでシンプルでしたが、オフィシャルグッズがあってパパが散財していました…。子供用にも帽子と雨傘を購入。

次の日にブースに来た時には完売していたグッズもあったので、やはり狙っているものがあれば初日に行くのが良さそうです。

明日以降に向けて ベストスポット探し

明日はかなり強い雨予報なので、レース観戦のベストスポットを曇りである今日の内に探す、というのが初日の目標です。各スポットの評価は別ブログで紹介しますが、この日はとにかく歩きまくりました。

折りたたみ自転車やキックボードを持ってきた方が良いと言われるだけあって、観覧場所の移動はかなりの距離を歩きます。後で確認したら、3日間の平均歩数は15,000歩でした。
普段テレワークで1000歩もいかない私としては、かなり健康的な日々を過ごしたことになります。

A席からMoto2クラスのフリープラクティスを観戦。この席は3日目の決勝は有料席になりますが、1-2日目は自由席扱いにでした。
子どもがおじいちゃんからクリスマスプレゼントされた双眼鏡が意外と活躍しました。

レーシングコース コースサイドキャンプステイの前からフラッグで応援。MotoGPクラスのライダーたちが目の前をかっ飛ばしていきました。フリープラクティスとはいえ迫力抜群…!

本当はチケット予約開始日にキャンプステイができるサイトを狙ったのですが、不慣れなこともあってあえなく撃沈しました。来年は今年の経験を生かして戦略を練り直してきます。

長距離移動によりお腹が空いてきたので、ロングポテトでエネルギー補給!

とりあえず、2日目と3日目のメイン観戦場所をバックストレートコースの自由観戦エリアにすることに決めて、1日目の観戦を終えました。

ステージ前夜祭に参加!

夕方からは正面エントランス前のステージで前夜祭に参加しました。ペンライトを配布していて、さながら音楽ライブ会場のようでした。

途中から小雨が降ってきてしまいましたが、かなり盛り上がっていました。

我々の応援チームの出番は2日目の前夜祭なので、初日の前夜祭は早めに切り上げて明日に備えることにしました。

お風呂は場外の温泉施設へ

場内のモビリティリゾートもてぎホテル内の”のぞみの湯”は、感染対策のため宿泊施設利用者以外は利用できないことが分かっていたので、車で25分ほどのところにある「ごぜんやま温泉保養センター 四季彩館」に行きました。

お風呂自体は内湯の種類も多く、露天風呂も広々していてとっても充実していました。15時以降は大人500円とお安く入れるのでその点も良かったのですが、いかんせん混雑が…

のぞみの湯が使えないため、レース観戦者は場外の銭湯に行かざるを得ず、一番近場のこの施設にかなりの人が殺到したようです。

我々は前夜祭を途中で切り上げたので18:30頃には着いたのですが、それでも駐車場はほぼ満車。
女湯は混んでいたとはいえ、少し待てばシャワーも使えてドライヤーも並べば使える程度でしたが、男湯の方は相当すごかったようです。

結局、パパと上の子はお風呂につかれずシャワーを浴びて体を洗うだけで出てきたようです。

この後は、午前中に寄ったスーパーマーケット 「かもしん もぴあ店」に戻り、夕飯の総菜を買い込んでからレース会場の駐車場に戻って車中飯にしました。

夕食後は家族でテレビ鑑賞をして、明日からの観戦に備えて早めに就寝しました。

観戦2日目

台風直撃の豪雨からスタート

S3駐車場で車中泊中、夜中の1時半ごろに雨音で目が覚めました。
台風が関東に近づいており、夜中に雨足が強まるということは把握していましたが、就寝前の予報よりも降水量が多くなっていたようです。

あまりにも雨音がすごいので、スマホの天気アプリをしょっちゅう更新して見ていました。
1時間に20mm…最終的には23mm予報になっていました。

motoGP観戦にはテント泊で参戦している方もかなりの人数います。
我々は車の中なので何とかなりましたが、テント泊組はかなり怖かったんじゃないかと…。

パークエリアのアトラクションへ

朝になるとだいぶ小雨になっていてホッとしました。車の中でダラダラしているパパと兄を無理やり起こそうとする弟。

観戦に向かう前に、車内で応援プラカードを作りました。家から持ってきていたカラーペンを使い、昨日ホームセンターで買ったプラスチック板を使ってできたのがこちら。

初めてプラカードを作ったわりには、結構上手くできたと思います!パパのメーカー愛があふれ出している…。これで選手たちも気づいてくれるといいんですが。

今日のメインイベントは、お昼のピットウォークと午後のQ1, Q2走行、そして応援選手が出る前夜祭。
午後はかなりタイトですが午前は比較的余裕があるので、パークエリアのアトラクションで遊ぶことにしました。

全身レインウェアを着込んで準備もばっちりです。

motoGPの観戦チケットを購入すると、特典としてパーク内のアトラクションが3日間全て無料で楽しめるという嬉しいサービスがあります。さらに、motoGP開催期間中はレース観戦がメインになるため、来訪者の子供率が通常よりも低くなることもあり、子供向けのアトラクションはほぼ待ち時間がなく、遊び放題です。

モビリティリゾートもてぎという名前からもわかるように、パークエリアには小さな子供たちが楽しめるモーターアトラクションがたくさんあります。そこで、この機会を生かして、バイクアトラクションをたっぷり楽しんでもらいました。

バイクアトラクションには、モーターサイクルトレーニング、モトツーリング、モトレーサーの3種類があります。ライセンスを順番に取得することで、小学1年生の子供でもモトレーサーアトラクションに参加することができます。(小学3年生以上であれば、いきなりモトレーサーアトラクションから始めてもOK)

次男が小学1年生なので、まずはモーターサイクルトレーニングからスタートし、ライセンスBを取得しました。その後、モトツーリングアトラクションでライセンスAを取得し、最高峰のモトレーサーアトラクションへ挑戦しました。

モトレーサーアトラクションは本格的な電動バイクで、体重移動やブレーキングをちゃんと行わないと走れません。コース走行のラップタイムも測定されます。子供二人は走行前に電動バイクの練習をさせてもらいましたが、さすがに一年生の弟にはまだ難しかったようで、派手に壁に激突して心が折れていました。

子供2人は超安全運転でゆ~っくり走っていました。混んでいなかったので、待っている方からのプレッシャーが少なくて良かった…。

パパも乗りましたが…体が重いので遅い…!表示されたラップタイム上位は、乗り慣れた子供たちが独占していました。

待望のキッズピットウォークに参加

パークのアトラクションで楽しんだ後は、本日のメインイベントの一つ、ピットウォークに参加しました。今回はキッズピットウォークの回なので、子連れファミリーだけが参加していました。

小雨の降る中、コースを横切ってピットに入ります。パパは半分小走りでした。

応援チームのピットの前でスタンバイ。選手たちはミーティング中だったみたいで残念ながら会えませんでしたが、実物のバイクを見れてパパは大興奮してました。隣がホンダのピットで、moto2の小倉選手がサインに応じていました。うらやまし~~!

フレンドリーなスタッフの人たち。プラカードを見てにっこり手を振ってくれました。
海外のテレビカメラも何往復かしてたので、どこかの国で放映されたかもしれません…。

帰り際にセーフティーカーも記念撮影。日本製じゃないんかい。

本格観戦に備えて腹ごしらえ

ピットウォークが終わった後も公式予選まで少し時間があったので、お昼ご飯を食べることにしました。たくさん出ている屋台でご飯を買い食いすることも楽しみにしていたポイントの一つです。

V席とA席の間に位置するホスピタリティガーデンに屋台がたくさん集まっているので、うろうろしながら美味しそうなものを物色し、モチモチポテトと焼き立てピザを買いました。

当然ビールも飲みます。

A席は指定席ですが2日目まで自由席扱いでだれでも入れるので、A席に座ってmoto3の公式予選を観戦しながらランチを済ませました。

公式予選観戦からの大豪雨

雨がだいぶ強くなってきたので、バックストレートの自由観戦エリアに移動しました。途中、応援チームの雨グッズを買い、次男は大喜びでした。驚くほどの良いお値段~。

バックストレートに陣取りmoto2の予選を見ていたところ、どんどん雨足が強まり土砂降りに…
遂には雷も鳴り始めなんと赤旗が出て予選が中止になってしまいました!

観戦者も落雷の危険がない場所に避難を開始しました。我々も一旦駐車場に戻り、車の中に避難しました。パパはこれまでのはしゃぎっぷりが嘘のように、糸が切れたようにあっという間にお昼寝へ。私とこどもたちはやることもなく、小さい音でiPad鑑賞&おやつタイムを楽しみました。

しばらくすると雨が弱まってきたので、motoGPの予選が再開されました。せっかくなので、明日からは入れなくなる指定席エリアで観戦しました。レースの終わりには晴れ間も見えてきて、先ほどの雨が嘘のようでした。

前夜祭でお目当ての選手と交流

2日目の前夜祭は、前日よりも多くの観客が集まったため、場所取りが必要でした。天気も良くなっていたとはいえ夕方の豪雨の後だったので、あちこちに水たまりが残っていたため、小さな折りたたみ椅子が大活躍でした。

パパの応援チームも出てきました。憧れの選手が目の前にいて感激でした!パパのお手製プラカードにも気づいてくれて、ステージの上から私たちの写真を撮っていました。
トークの後、選手がステージから降りてチームのTシャツを配ってくれようとしたのですが、スタッフに止められたためゲットできませんでした。残念!

今日もお風呂問題勃発 温泉を求めて遠出

応援チームのトーク時間が終わったタイミングで、私たちも少し早めに切り上げて車に戻りました。広い会場を連日歩き回ったのと突然の夕方の豪雨で、さすがに全員疲れがたまってきていました。

そんな中、昨日よりも混雑が予想される「ごぜんやま温泉保養センター 四季彩館」には行く気にならず、宇都宮まで出て「宇都宮天然温泉 ベルさくらの湯」まで遠出することにしました。片道50分ですが、その方が疲れが取れると判断しました。

さすがにここまで会場から離れると、そこまでの混雑は見られませんでした。宇都宮市内のファミレスで夕飯をすませ、のんびりお風呂につかり、またS3駐車場に戻って就寝しました。

観戦3日目

来場者数が激増!

いよいよ最終日です。今日は晴れ予報なので、決勝レースも問題無く開催されそうです。
2泊した駐車場もこれでお別れ。思わず記念写真を撮りました。

最終日の決勝レースだけ観戦する人も多いので、今日は前の2日間よりも来場者がかなり増えます。
朝の入場ゲートもかなり混雑していました。

今日は遊んでる時間はあまりないので、バックストレートコースでビニールシートで席取りをしました。3日目ともなると、バックストレートコースの芝生の上もまあまあ混んでいました。

通路を挟んでさらに後ろの丘の上から見ている人もたくさんいました。

パパも応援ボードを持って準備ばっちりです!

いよいよ決勝レース!しかし…

肝心の決勝レースはどんな感じだったかというと…

速すぎてまともに撮れている写真はありませんでした…。

というか、あまりたくさんの写真を撮影できませんでした。

実は今回の決勝レース、推しのライダーがwarm up走行中から様子がおかしく、すごくスピードが遅かったのです。しかも、突然ピットスタートになってしまい、レース中も全然実力が発揮できていない様子で、我々も混乱していました。

これはレース後に分かったことなのですが、推しライダーのバイクのマッピング設定ミスで、100km以上のスピードが出せなくなっていたようです。warm up中に気付いたのですがどうしようもなく、セカンドバイクに乗り換えるためにピットスタートになってしまいました。しかもその時にはいていたタイヤがベストコンディションではなかったので、満足のいく結果が出せなかった、ということでした。

一方、私たちはビジョンがなく場内放送もあまり聞こえない位置に座っていたので、状況を全く把握することができず、「なんでこんなに遅いんだろう?」と不思議に思いながら観戦していました。

この経験から、お値段が多少上がっても良いから、来年は絶対にビジョンのあるシートで見ようと決心しました。そして、来年こそは、推しが活躍するシーンを見たい!

私たちの推しは残念な結果でしたが、moto2では日本人ライダーの小椋選手が見事優勝しました!表彰で国家が流れる時、芝生の上に座っていた人たちもみんな立ち上がって、帽子を取って聞いていました。場内全体が一体感に包まれて、かなり感動しました。

レース後のイベント コースウォーク

決勝レース後はさっきまでライダーたちがバイクで爆走していたアスファルトコースに降りることができます。DUNLOPトンネルもくぐることができます。

世界で一番安全といわれるグラベルにも入ってみました。

見た目以上に傾斜が強く、砂も深くて靴がずぶずぶと沈んでいく感覚でした。これくらいでないとバイクを止めることはできないんだな、とあらためてレーシングバイクのスピードを実感しました。

タイヤカスもあちこちにいっぱい落ちてました。無料のお土産w

この後、帰宅する車で渋滞が起こるので、駐車場の車の中で少し過ごしてから会場を出ました。高速道路の渋滞を避けるために、近場でお風呂と夕飯を済ませてから帰路につきました。

3日間観戦してみて

初めての観戦ということで、観戦場所探しのウォーキング、大荒れの天気、初めて生で見るライダーたち、推しライダーのトラブル、日本人ライダーの優勝、など、盛りだくさんの3日間でした。

スケジュールはそこまで詰まっていたわけではないので、金曜日、土曜日は割と余裕をもって行動できたと思います。ただ、歩く距離が半端なかった…。来年以降は勝手がわかっているので、より効率的に時間が使えそうです。

お風呂についてはちょっと戦略を考える必要がありそうです。

総じて楽しかったので、おそらく来年以降も毎年来ることになりそうです。観戦場所からはビジョンが見えなかったので、レースの全体像がつかめなかったことだけは残念でした。来年は有料席から観戦します!

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