日本MotoGP観戦完全ガイド!観戦前に知っておきたいポイント(子連れ視点あり)

車中泊
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こんにちは、シンコです。

日本でも人気の高いモーターサイクルの最高峰 MotoGP (モトGP)。2022年、2023年の大会をフル観戦した経験から、子供たちにも楽しめるアクティビティやレース中の楽しみ方など、MotoGPを楽しむためのヒントをご紹介します。

シンコ
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観戦前に事前準備: まずは日程確認と駐車場チケットの確保から

子連れでmotoGPを楽しく観戦するためには事前準備が重要です。まずは観戦する日程とチケットの種類の確認から。

観戦者の多くは自家用車やバイクでmotoGP会場に行くと思いますが、その場合は観戦チケットと駐車場チケットが必要です。観戦チケットはVIPシートなどの特別な観戦チケット以外であれば余裕をもって購入できますが、駐車場チケットは場所によっては激しい争奪戦が繰り広げられます。

2022年の9/23~25に開催された日本GPでは、観戦場所や駐車場の場所はこんな感じで設定されていました。事前購入できるチケットは基本的に3日間通しで使えるものでした。
追記:2023年も大きな変更はなかったようです。

オーバルコースの駐車場は夜間駐車ができないので、テントを張らない車中泊の場合は、コースサイドキャンプステイ、V字オートキャンプサイト、S3駐車場、R1駐車場からの選択になります。

我が家は車中泊で3日間フル参戦するので、最初はコースサイドキャンプステイ駐車券を狙っていました。…が、予約開始と同時に瞬殺で、ボタンを押すまもなく売り切れてしまいました…。絶対数が少ないので、毎年熾烈な争いになっています。

他の車中泊可能な駐車場も、瞬間的に売り切れてしまうほどではないものの、発売開始後しばらくすると売り切れになってしまいます。車中泊で観戦予定の方は早めの購入が必要です。

S3駐車場に泊まってみた

2022年はS3駐車場を確保しました。ホンダミュージアムの隣に位置します。

駐車場の目の前のトイレはきれいでした。
トイレの洗面台に加えて、トイレの外にも簡易的な水道が設置されており、洗面や軽い食器洗いができました。(洗い場に屋根はないので雨の時は要注意です)

観戦チケットの購入: それぞれの観戦エリアの特徴

レースは観戦エリアによって見え方が大きく変わるため、しっかりレースを楽しむためには、各エリアの特徴を踏まえた選択が重要です。特に子供連れの場合、広大なモビリティリゾートもてぎの中を歩き回るだけで早々に疲労の限界を迎えてしまいます。駐車場からのアクセスやトイレ・飲食店などの設備の充実度もふまえて、できれば事前に拠点とするエリアを決めておく方が安心です。

チケットは大きく分けて指定席観戦券と自由席観戦券の2種類があります。

基本的にビジョンが見えるシートは指定席観戦券が必要となります。ただし、上のマップのA, Z, G, V字コーナー席は3日間の最初の1~2日目は自由席になるので、指定観戦券がなくても入れました。(S席とVIP席は3日間通して指定席、V席は2~3日目が指定席でした)

自由席からはビジョンがほぼ見えないためは、熟練した観戦者でないとレースの全体像を把握することが難しいと感じました。目の前を疾走するバイクの迫力を感じるのはもちろんですが、レースの状況をビジョンや音声で伝えてくれる方が分かりやすく、特に子供にとっては楽しみやすいと思います。

キッズ
キッズ

我が家はビジョンが見えることがマスト。迫力だけじゃなく、レース全体の流れを分かった上で楽しみたい!

開催直前の時期でも指定席観戦券が売り切れになることはありませんでしたが、席の選択肢は限られてくるので、やはり早めに購入しておくに越したことはありません。


我が家は2022年は自由席観戦券、2023年はビクトリースタンド席 (V席)で観戦しました。
他の観戦エリアの写真も載せておきます。

追伸:2024年より、チケットは郵送ではなく電子チケットになりました。

A席

コースからはだいぶ遠いですが、ビジョンがあるのでレースの様子はよく分かります。また、中央エントランスに近いので、出店やモビリティリゾートもてぎパークのアトラクションを楽しむには便利な場所でした。

G席

コースに近く90度カーブが目の前なので、迫力あるブレーキングや勝負が楽しめそうです。ビジョンもあるのが◎。

V字コーナー席

パッシングポイントのど真ん前なので人気の席でした。でも場所によってはビジョンが見えにくそうなので、席順選びが重要そうです。

コースサイドキャンプステイ

キャンプサイトの目の前がこちら。コースに一番近く感じましたが、直線コースなのでマシンはあっという間に通り過ぎていきます。爆音がすごかった…。

コースサイドキャンプステイを通り過ぎたヘアピンカーブがこちら。自由席も設けられていないので、見るとしたら立ち見になります。

自由観戦エリア

2022年に決勝を見た場所。広い芝生の斜面だったので、特に場所取りをしなくても余裕をもって見れました。ちょっと遠いですが、90度カーブも視界に入ります。

芝生斜面の上には出店もあり、トイレもたくさん設置されていたので、子連れで長時間過ごしても安心でした。

家族で楽しめるイベントをチェック!

大迫力のレースを見に来ているとはいえ、3日間ず~っと集中して観戦するのは子供にとってはちょっと酷です。レースの合間や観戦に疲れた時は、うまく他のエンタメを入れて子供の気分を盛り上げましょう。

パークエリアのアトラクション

観戦チケットを購入すると、モビリティリゾートもてぎのパーク内アトラクションが3日間全て無料で楽しめる、という嬉しい特典があります。motoGP期間中の3日間は子供の来場者率が下がるため、アトラクションの行列もほぼなくなり楽しみ放題です。

正面エントランスの目の前にパークがあるので、ここへのアクセスを考えながら観戦場所を決めた方が良いかもしれません。

追伸:2024年からパーク内アトラクションの利用券が別売りになりました。

ピットウォーク

1日目と2日目にピットウォークというイベントが設定されており、各チームのピットの目の前まで歩いていけます。チームによっては、見やすいようにレースバイクをピットの前に置いてくれます。

さらに運が良ければ、ライダーがサインに応じてくれることも!

子連れファミリー用にキッズピットウォークという会も設けられています。親子セットでチケット買うとお得なのと、子供が多いのでチームも少しサービス精神旺盛?な気がします。

一回推しのライダーが目の間に来てくれて、サインをもらうすごいチャンスだったのに、慌てすぎてペンを出し忘れるという失敗をしてしまいました。それ以来、サインペンを常に車のダッシュボードに入れてあります…。

子供限定のイベント

大会期間中は子供限定のイベントがいくつか開催されます。

上述のパークエリアのアトラクションでは、大会期間中にミニバイクレースの記録勝負が行われます。ピットウォークでは子連れ限定の回があり、チームのメカニックやレースマシンをじっくり見ることが出来ます。

この他、各メーカーが出しているブースで子供限定の催しを実施しているところもありました。

前夜祭

1日目と2日目の夕方から、エントランス前のステージで前夜祭が開かれます。各チームのライダーが順番にステージに上がってトークをしてくれます。推しのライダーがいるなら参加必須のイベントです。

大きいビジョンがあるし、スペースが広いので座れないということはないのですが、ライダーを目の前で見たいなら前の方の席に座る必要があります。昼間からシートを引いて場所取りをしている人もいるので、早めに席取りをしておいた方が良いです。

追伸:2024年から、前夜祭の後にアーティストによるライブイベント「Motegi Night Live」が開催されるようです。

写真撮影スポット

中央エントランス付近にはライダーパネルが用意されており、お気に入りのライダーと写真が撮れます。会場内にはヘルメットやタイヤ、レプリカマシンが展示されており、レーシングスクールやバイク試乗体験もあるので、バイクにまたがった写真を撮ることもできます。

私たちが写真撮影をしている時に、アプリリアフォーラムの記者が子供の写真を撮ってくれました。果たしてフォーラムに使われたのか…気になるところです。

世界各地のご飯が食べられる屋台

motoGP会場では世界中の料理が味わえます。V席に入る手前のホスピタリティガーデンが大きいですが、その他にも会場中あちこちに屋台が出ています。飲み物もスイーツも充実しています。

レースを観戦しながらの買い食いもmotoGPの面白さの一つです。普段は「これ食べた~い」という子供に「だめ~」と言うことが多い我が家も、レース期間中はだいぶ財布の紐がゆるくなります。

レース中に使用できるおすすめグッズ

子連れでmotoGPを楽しむためのおすすめグッズがあります。

イヤーマフ (ノイズキャンセリング用)

私たちは最初に観戦に来た時にこれを持っていかなくて大後悔しました。至近距離で聞くレースバイクのエンジン音はこれまでに経験のない爆音だったので、慣れるまで子供達はプチパニックでした。私も少し頭が痛くなるくらい…。

慌てて会場で耳栓を買いましたが、今度は子供の耳の穴が小さくて入らず大苦戦しました。(大人用しかなかったです…)

シンコ
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我が家には必須アイテムです!

タブレットやスマホ

レース観戦中はよく待ち時間が生じます。毎回パークエリアで遊べればいいのですが、歩き疲れていると遊ぶのもおっくうになり、子供が文句を言い始めます。そんな時は、座って動画を見せられるスマホやタブレットがやっぱり便利です。親も疲れているので…。

ビジョンが見えない席で観戦する場合は、タブレットがあればレースのLIVE映像を見ることもできます。我が家はmotoGPのLIVE映像を配信しているHuluに加入していたので、映像と目の前のレースを同事に観戦してました。モバイルバッテリーも忘れずに。

熱中症対策グッズ

秋とはいえ晴れた時の日差しはとても強いもの。レース観戦中は日差しを遮る場所がないので、帽子や塩分補給剤、飲み物を冷やせる保冷バックなど、熱中症対策グッズがあると安心です。日傘は風で飛ばされると大惨事になるのでレース中の使用は要注意です。

帽子やタオルは各メーカーのオフィシャルグッズがたくさんあるので、お気に入りのものを購入するのも楽しいです。

双眼鏡/オペラグラス

観戦用の双眼鏡もあると便利です。遠くを走っているバイクを見れますし、パドックエリアでの選手やチームの様子を見ることもできます。

キッズ
キッズ

子どもたちは一人一個ずつ持ってます

チケットホルダー

家族全員のチケット管理には、チケットホルダーに入れてそれぞれが首にぶらさげておくのが一番楽です。ゲートの入場時やパークのアトラクション利用時に見せやすいですし、雨天時もチケットが濡れるのを防げます。
毎年大会オリジナルのチケットホルダーが販売されるのですが、早々に売り切れてました。写真はモビリティリゾートもてぎのチケットホルダーです。

雨天対策・防寒対策グッズ

日本のmotoGPは秋に開催されるため、天気が不安定なことが多いです。私たちが参加したレースも、2022年は台風直撃で1日目と2日目は大荒れ、2023年は3日目の大会本番に土砂降りでした(motoGPレースは雨のため、途中で赤旗中断になりました…)。

雨天時でも楽しむために、レインウェアは必ず用意した方が良いです。傘をさしての観戦は周囲の視界を遮ったり事故を引き起こす危険性があるので原則禁止です。また、移動時も他の観戦者の迷惑になることがあります。

できればレインコートよりもセパレート式のレインウェアの方がおすすめです。パークのアトラクションも楽しみやすく、濡れたベンチにも座りやすいです。

また、雨が降ると一気に気温が低くなるので、温かい飲み物を入れられる保温水筒や羽織れるものを用意しておくと安心です。

車中泊・テント泊なら要注意!結構深刻なお風呂問題

例年の日本GPでは、場内にあるモビリティリゾートもてぎホテル内の「もてぎの湯」を利用することが一般的です。しかし、来場者に対してお風呂のキャパが小さすぎるため、入場制限がかかり2時間待ちになるケースもあるようです。

コロナ禍だった2022年は、感染対策のためレース関係者と場内の宿泊施設利用者以外は「もてぎの湯」を利用できませんでした。会場近辺に宿泊する観戦者の多くは車中泊やテント泊なので、そういった人たちはお風呂のためにいったんレース場の外に出る必要がありました。

会場に一番近い温浴施設は、車で25分の「ごぜんやま温泉保養センター 四季彩館」です。私たちもここを使ったのですが、お風呂難民が殺到したため、特に男湯は芋洗い状態だったそうです。パパと長男は浴槽につかることはあきらめ、シャワーで体を洗って帰ってきたそうです。

追伸:2024年から「もてぎの湯」は事前に利用時間を予約できるようになったようです。

以上、私たちが3日間にわたって日本MotoGPを観戦した経験を通じて、観戦前に準備したり対策を練っておいた方が良い思うことを書いてみました。単にレースを見るだけではなく、様々な楽しみ方があると思います。子連れならではの注意点もありますが、ぜひ日本MotoGPでたくさんの思い出を作り、家族で一緒に楽しんでいただければと思います!

実際に観戦した旅の記録はこちら↓

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